外壁塗装相場30坪の費用は『約80万円~100万円』一級建築士事務所が解説

結論から先にいうと30坪のお家の外壁塗装と屋根塗装同時にした場合の相場費用は『約100万円~135万円』です。外壁塗装のだけの相場費用は『約80万円~100万円』です。屋根塗装だけの場合は『約40万円~70万円』ですが屋根塗装だけの場合は割高になる場合があり外壁塗装と屋根塗装を一緒に塗装する方が値段はお得です。

外壁屋根塗装は基本の工程はどの家も同じですので、基本工程の施工単価と塗装面積がわかれば、外壁塗装に掛る費用の目安を予測することができます。特に30坪の戸建て住宅は日本で一番多いお家の広さですので40坪の家にお住まいの方の外壁屋根塗装の相場価格を知りたい方でも、30坪の価格相場を知っておくと我が家の外壁屋根塗装の費用の目安を判断する基準になります。業者からの見積もり金額を鵜呑みしないで30坪の家で外壁屋根塗装をするときの費用相場を知っておきましょう。

お家を建ててからや購入してから10年くらいたって我が家もそろそろ外壁屋根の塗り替え時期かな~と思い外壁屋根塗装を検討されるのではないでしょうか?その際、一体我が家の外壁屋根塗装の費用はどれ位するのかな・・・外壁屋根塗装を検討した際に一番誰もが気になるところです。日本で一番多く兵庫県や宝塚市でも多い30坪のお家の外壁屋根塗装費用相場について解説しています。

坪数が近い40坪・50坪の外壁塗装相場費用については

外壁塗装相場40坪の費用は約110万円~135万円!一級建築士事務所が詳しく解説

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目次

外壁塗装の相場価格を知る前に30坪のお家ってどんなお家?

30坪の外壁塗装の相場価格を知る前に30坪の外壁屋根塗装のお家と言われてもどれ位でどんなお家なのかわからない方も多いと思います。

1坪は3,3㎡ですので30坪のお家は約100㎡(100÷3,3=30坪)

この100㎡というのはF床面積と2Fの床面積を足した合計です。つまり床面積が100㎡位のお家が30坪のお家です。ちなみに40坪のお家の場合は約130㎡なので(130÷3.3=40坪)になります。

この30坪のお家は日本全国のお家の中でも一番多い広さのお家で分譲住宅や建売住宅でお家を購入されて方がこの30坪のお家に該当される場合が多いです。

外壁塗装相場30坪の外壁面積の出し方

外壁塗装相場30坪の費用を出すには塗装面積必要になってきます。実際の外壁面積を出し塗らない窓などの開口部を引いた面積が実際の塗り替え面積になります。正確に外壁塗装面積を出すには難しい部分もありますので今回は簡単に我が家の外壁塗装の相場費用がおよそどれ位するのかを知るための方法でご紹介致します。

30坪のお家の床面積合計は約100㎡(100÷3,3=30坪)

1F床面積+2F床面積=30坪のお家の床面積

この100㎡というのは1F床面積と2Fの床面積を足した合計です。但し外壁塗装は床を塗るのではなく外壁を塗るので同じ30坪のお家でも2F建てのお家と3F建てのお家では壁の面積が違ってきます、またお家の形状や屋根の形、外壁の種類劣化状況、庇の出幅などさまざまな状況がお家ごとに違っているため30坪だからこの費用というわけではありませんので外壁塗装をされる際の予算の目安の参考にしてみてください

外壁塗装面積の計算方法

外壁塗装面積=床面積合計×係数1.2~1.4

※係数は会社ごとによって違いますがおよそこの範囲です

先程の30坪の床面積を上記の外壁塗装面積の計算方法に当てはめていくと

100㎡×1・2~1.4=120㎡~140㎡

外壁塗装相場30坪は全て同じ値段?

外壁塗装は床を塗るのではなく外壁を塗るので同じ30坪のお家でも2F建てのお家と3F建てのお家では壁の面積が違ってきます、またお家の形状や外壁の種類、劣化状況、庇の出幅などさまざまな状況がお家ごとに違っているため30坪だからこの値段というわけではありませんので外壁塗装をされる際の費用の目安にしてみてください

また屋根塗装は2階建てと3階建てのお家でも屋根を塗り替えるのは一緒ですが屋根の形状・勾配・劣化状況によって屋根面積が代わってきます。屋根の勾配が急勾配だと屋根に登る事が難しい為、屋根足場と言う足場が必要になり通常、外壁屋根塗装時に設置される足場とは別に屋根を登る為の足場の設置費用が発生します。

屋根の足場費用

外壁屋根を塗り替える際に使用する塗料は、現在外壁塗り替えの標準仕様となっているシリコン樹脂塗料での目安の相場費用です。今回はSK化研さんの外壁塗料をセラミシリコンと屋根塗料をヤネフレッシュというシリコン樹脂塗料で塗料を想定しています

分譲住宅や建売住宅がこの30坪前後のお家が多い様です。(建売住宅の塗替えどこに頼む?ポイントを解説)

分譲住宅や建売住宅とは敷地内に数件の同じ様なお家が土地と建物がセットで販売されているお家の事を一般的に分譲住宅・建売住宅といいます

外壁塗装相場30坪の費用は、約80~100万円前後が相場価格の目安です

項目 平均面積 相場単価 相場金額
足場費用 300㎡ 800円 240,000円
洗浄費用 140㎡ 150円 21,000円
外壁塗装費用 140㎡ 2400円 336,000円
付帯塗装補修等費用 200、000円
合計 797、000円

※税抜きでの平均価格 外壁塗装は3回塗りの合計単価

外壁塗装相場30坪のお家の外壁塗装をするときの費用は、外壁のみの塗装なら80~100万円、屋根も塗装する場合は100~135万円前後が相場費用の目安です。外壁塗装は外壁を塗る費用だけでなく足場設置、洗浄、養生といった様々な工程の費用を合算した合計金額が30坪の外壁塗装に掛かる全ての工事価格になります。では上記のような相場費用の成り立ちはどの様になっているのでしょうか。

外壁塗装相場30坪に必要な塗り替え作業は決まっている

外壁塗装は家の大きさや劣化状態次第で作業量や使用する塗料のグレードなどに違いがありますので、どのお家も一律同じ外壁塗装定額というものが存在しません。しかし外壁屋根塗装には絶対に欠かせない基本の工程があります。外壁塗装に欠かせない基本の工程とは、

  • 足場設置
  • 高圧洗浄
  • 下地処理
  • 養生
  • 塗装

です。そして基本の各工程にはそれぞれ「単価相場」というのがあります。単価相場とはその作業を1㎡分行ったときの平均的な施工金額のことです。つまり基本の工程の単価相場がわかっていれば、工事を行う家の大きさが違っていても外壁塗装にかかる費用を予測することができます。

外壁塗装30坪の基本工程の相場費用一覧

塗装を除く基本の工程の単価相場です。

●足場設置

家の外壁塗装は毎日立会しています

30坪住宅塗装の平均価格:15~20万円

  • 単管足場:700~800円/㎡
  • 単管ブラケット足場:800~1000円/㎡
  • 枠組足場:1000~1500円/㎡
  • くさび式足場(ビケ足場):900~1200円/㎡

戸建住宅での足場の主流なのは組み立てやすい『くさび式足場」が多いです。

●高圧洗浄

屋根の洗浄

30坪住宅の平均価格:2~4万円

  • 高圧洗浄費用:150~200円/㎡

塗料が外壁に密着しやすいように、外壁表面の汚れを落とす作業です。

●下地調整

目地のコーキングを新しく

30坪住宅の平均価格:10~15万円

  • シーリング打ち替え600~800円/M
  • シーリング増し打ち600~700円/M

下地調整(下地補修)ではサイディングボード目地のシーリング(コーキング)やモルタル外壁表面のヒビ割れを補修し、鉄部の錆びをけれん作業で落とす作業を下地調整と言います下地調整は施工不良を起こさないためには欠かせない工事であり、見積もりに上記の工程が含まれていることを必ず確認しておきましょう。

●養生

30坪住宅の平均価格:3万円

1㎡あたり300円

窓サッシや窓ガラス、エアコンの室外機や玄関ドア、庭木や車などをビニールシートやマスキングテープで保護する作業です。

外壁塗装30坪で使用される塗料の施工相場費用一覧

外壁塗装の基本の工程はどの家でもほぼ共通していますが、使用する塗料はお住まいの外装材や劣化状態やお客様が使用したい塗料によってさまざまな塗料があります。外壁塗装用の塗料には

  1. アクリル
  2. ウレタン
  3. シリコン
  4. ラジカル
  5. フッ素

の順にグレードが存在します。そのほか、光触媒塗料や無機塗料など機能性が付与された塗料などがあり耐久性が高い塗料ほど価格も高くなりますので、各塗料の効果や相場値段をしっかり理解しておきましょう。

●アクリル塗料

耐用年数:約5年

施工費用相場:約1200~1800円/㎡

耐久性が低く耐用年数が短いため、新築時に使用されている場合が多くありましたが最近の戸建て住宅では外壁や屋根に使われることはなくなりました。

●ウレタン塗料

耐用年数:約8~10年

施工費用相場:約1800~2200円/㎡

あまり耐久性は高くありませんが、やや柔らかいため軽度のひび割れ(クラック)であれば塗膜が伸びて割れ目を塞ぐことから防水性に優れた塗料です。また鉄部の塗替えによく使用されています

●シリコン塗料

耐用年数:約10~15年

施工費用相場:約2200~2800円/㎡

耐久性が高く価格も高すぎないことから、現在戸建て住宅での外壁塗装に最も使われている塗料です。

●ラジカル塗料

耐用年数:約14~16年

施工費用相場:約3000~3500円/㎡

ラジカルという塗膜の劣化因子を抑制する最新塗料で、フッ素塗料よりも安くシリコン塗料よりも耐久性が高いことから注目されつつあり現在、外壁塗装に使用される塗料の主流になりつつあります。

●フッ素塗料

耐用年数:約15年

施工費用相場:約4200~4500円/㎡

最もハイグレードな樹脂を主成分とする塗料で、紫外線に強いため耐候性が高く10年以上の耐久年数を持つ塗料です。

●光触媒塗料

耐用年数:約18~20年

施工費用相場:約5000円/㎡

紫外線に反応して排気ガスなどの空気中の汚れを分解する力を持っており、雨で汚れが洗い流されるため外壁を常にきれいな状態にできる塗料とされています。

●無機塗料

耐用年数:約18年

施工費用相場:約5500円/㎡

紫外線で劣化しない無機質が配合された塗料です

●断熱・遮熱塗料

耐用年数:約7~10年

施工費用相場:約3800~4200円/㎡

断熱性能で暖かい空気を室内に留め、遮熱性能で熱い日差しを室内に入れないため一年通して過ごしやすく省エネ効果を持つ塗料と言われていますがひとそれぞれ感じる体感が違う為に効果に差が出ます

塗料の種類・比較・耐久性一覧

外壁塗装相場30坪の費用が変わる理由

30坪の建物だから外壁塗装の値段が全て同じという訳ではありません。建物の階数や色数などによって相場費用は変わってきますので相場値段が変わる理由をみていきましょう

お家の階数で変わる

外壁塗装は、外壁面を塗り替える為、坪数が同じだからといって2階建てのお家と3階建てのお家では外壁面が3階建てのお家の方が1階分多い為、3階建ての方が外壁塗装の相場費用が高くなってしまいます。例えば30坪のお家の場合、以下の様に外壁塗装面積が変わってきます。

階数 塗装面積 相場費用
平屋 85㎡~ 50万円~
2階建て 110㎡~ 80万円~
3階建て 150㎡~ 100万円~

階数が増える事によってその分、外壁面積が増えるので外壁塗装の相場費用は変わってきます。

建物の形状などで変わる

例えば同じ2階建てで坪数や階数が同じでも外壁面積が変わってくる場合があります。

・建物形状

・窓の数や大きさ

・間取り

・デザイン

・雨戸やシャッター雨戸などの数

など同じ2階建てでも上記の様な理由から外壁塗装面積が変わってくるため費用は変わります。

色数と調合によって変わる

外壁塗装をする際、アクセントに違う色を使用したいという方も多いと思います。その様な場合、追加費用が発生する場合があります。塗料は、缶数で発注をするため色数が増えればその分缶数が増えてしまいます。

またカタログ内の標準色以外の色の場合は、色によって調合という色を作る作業をメーカーが行う為、費用が発生する場合があります。

立地条件によって変わる

外壁塗装30坪の相場費用は立地条件によっても変わる場合があります。例えば同じ2階建てでも平地に建っている2階建てと斜面に建っている2階建てではお家の高さが変わってくるため塗り替える箇所が増える場合があります。また足場を組む際に車が入る事が困難などの場合は、近くに車を停め足場の材料を運ばなくてはいけませんのでその分費用が発生する場合があります。

お家の築年数によって変わる

お家を守る外壁は外部からの雨風・直射日光などの影響を常に受けています。そのため築年数が古いほどその影響は長くなり外壁材・屋根材や雨樋・破風など傷みや劣化症状が激しく出ている場合があります。外壁や屋根にひび割れや浮き雨樋やベランダ屋根の割れなど補修工事が必要な場合もあり築年数が古くなればなるほど補修費用が発生する可能性があります。

屋根の種類・勾配で変わる

宝塚市地域密着で外壁塗装を行っています

屋根塗装は、屋根の種類によっても変わってきます。屋根が『スレート屋根』・『モニエル瓦・セメント瓦』・『ガルバニウム鋼板』・『日本瓦』など屋根の種類によって塗装回数や使用する塗料が変わってきます。屋根の塗装は基本工程、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りですが洋瓦と言われる『モニエル瓦・セメント瓦』は洋瓦専用の塗料を使用しなくてはいけません。洋瓦専用の塗料はメーカー塗り替え数の指定がカタログなどに記載されており下塗り・上塗りの2回塗りとなっていますが『スレート屋根』などで使用される塗料よりも割高の費用になっています。

モニエル瓦を塗装する際の3つ特徴と注意点

屋根塗装相場30坪の費用は『約40万円~~70万円』

足場の建て方で変わる

宝塚市の外壁塗装の相談見積もりは吉村建築設計へ

外壁塗装をする時に必ず必要になる足場は外壁から少し離れた位置に足場を設置していきます。
外壁から離れるほど足場の面積は広くなるため、必要な材料や設置の手間が増えて、費用が高くなります。

チラシやホームページなどで「足場代無料」をアピールする業者には注意が必要です。
足場代は外壁塗装工事の時に必ず必要です。こうした業者は、足場代を無料にしても利益が出るように調整しているため、他の費用に上乗せしています。

外壁塗装30坪はいくら?実際の施工事例から相場をみてみよう

30坪の外壁塗装が実際いくらくらいするのか?実際の外壁塗装工事を例に目安の値段をみてみましょう。

外壁屋根塗装リフォーム30坪の塗り替え施工事例

お客様との出会い

築16年目の家に住んでおります。今年か来年あたりに外壁塗装を行いたいと思い、ホームセンター2社に見積もりを依頼しています。一社は220万円ととても払えないような金額を提示してきたのでお断りをしたいと考えております。

安くて質の悪い、外壁塗装はしたくはないので評判の良い吉村建設様にも見積もりをお願いしたいと思いました。ホームセンターの方は塗料はこれで、何々の工事も行いますとあちらで決められた工法での見積もりしかだしてくれないのでちょっと不満を持っております。こちらは工事は急いでいないので吉村設計の皆様の都合の良い時でいいので訪問や現地調査をしていただければと思います。

吉村建築設計からのご提案

ホームページからお問い合わせを頂きました。ホームセンター2社様にご相談をされておられ金額が高くまた、決められた塗料や工法などのお見積もりしかご提出をして頂けなかった事でご不満をお持ちになられ今回ご相談を頂いた内容は外壁塗装と屋根塗装のご相談頂きました。

私達の外壁塗装ではまずはお伺いさせて頂き現状のお家の困り事等をお聞きさせて頂き実際のお家の外壁や屋根の状態を確認させて頂いた上でお客様のご要望を踏まえた上でお家に合った塗料を数種類選定をさせて頂きアドバイスを行わさせて頂きお客様がお好きな塗料での塗り替えを行える様にお見積もりを作成させて頂きます。お見積もり作成にあたりまずは現状のお家の屋根や外壁の状態等を知る必要性があります。ので初回の現場調査を行わさせて頂きました。

~プロローグ1 お家が塗り替えの時期を教えてくれている・・・~

外壁に塗り替えのサインでもあるチョーキング現象が発生しておりました。このチョーキング現象は、外壁などを手で触ると白い粉や外壁の色が付く症状の事でこの症状が発生していると塗料の耐久性がなくなってきているという塗料側からのサインで塗り替えの時期にきている事を塗料が教えてくれています。

~プロローグ2 外壁にコケが・・・・~

外壁にコケも付着していました。コケが付着する原因は?外壁にコケが付着する原因は、湿気や草木などの影響がほとんどです。特にコケが付着しているのは日の当たらない北面が一番多く付着しています。お家を建てる時、一番日の当たる南面などにLDKなどのお部屋を配置するのがお家作りの基本のため、日の一番当たらない北側にはキッチンやお風呂・トイレなどの水廻りを配置します。そのため、湿気が籠りやすくなってしまうという原因が発生します。また北面は風の通しがどうしても悪くなってしまうので湿気が籠ってコケが付着しやすいという原因で外壁にコケが付着しやすい外壁面でもあります。現在の塗料は、防コケ機能がついた塗料が多くありますので塗り替える事で付きにくくなります。風通しをよくするという根本的な対策をしない限り塗り替えて年月と共にまた外壁にコケが付着する可能性があります。但し外壁にコケが付着したからといってお家がダメになるわけではありません。

~プロローグ3 外壁にひび割れ・欠損があるけど大丈夫・・・~

外壁材のサイディングに割れがみられました。割れやヒビなどサイディングに入ってくるとすぐにお家の中に水が浸入してくるわけではありませんがいつまでもほっておくと徐々に侵入してきてしまうので早めに補修をしてあげる必要性があります。

サイディングのパネルを貼り替える方法とこの欠け部分を補修をする方法の二つの方法があります。サイディングを貼り替えて補修する場合は、欠損部分のサイディングのパネルを取って新しいサイディングを貼る方法の場合、一枚だけ貼り替えるという方法はできません。サイディングのパネルを貼る場合、一枚一枚下から重ねて貼っていますその為、欠損した部分のサイディングのパネルを外すにはその周りの数枚のサイディングも外さなくてはいけません。その為、費用が高くついてしまいます、またサイディングの柄も同じ柄がメーカーさんにあれば同じ柄が貼れますが10年位経つと廃盤になっている場合が多い為、柄が変わってしまうというデメリットがあります。

欠け部分を補修する方法の場合は、ひび割れや欠け部分を補修する場合、サイディングの場合は、コーキングでひび割れや欠け部分を埋めていきます。この場合、補修した部分が目立ってしまうというデメリットがありますが費用が抑えれる、大掛かりなサイディングの貼り替えをしなくて済むというメリットがあります。どちらの方法で工事を行う方がいいのかメリット、デメリット、状況などを判断し今回は、それほど、欠けが大きくないので欠損部分にコーキングを注入しサイディングのパネルをこれ以上痛めに様にしてから塗料で保護していく方法を選択しご提案させて頂きました。

施工場所 兵庫県宝塚市
リフォーム内容 外壁塗装・屋根塗装
屋根:ダークブラウン 外壁:玄関面 ND-375 その他:ND-010 樋・破風・水切:黒
使用塗料 屋根:ラジカルシリコン パーフェクトベスト 日本ペイント外壁:ラジカルシリコン プレミアムシリコン SK化研
塗り面積 屋根:75㎡ 外壁:220㎡
外壁屋根塗装値段 ¥1,350,000

施工前

外壁塗装は足場の設置から

塗り替えリフォームの初日は、まずは足場を設置します。塗装工事の場合は、2階部分や3階部分の外壁も塗り替える為に必ず足場が必要になってきます。

屋根や外壁の汚れを落とします

足場の設置が完了すると次の日に屋根や外壁を機械を使用して洗浄していきます。

古い目地のシールを新しく

洗浄工事が終わると外壁がサイディングのため目地があります。目地の部分にはゴム状のコーキングまたはシールと言われる素材があります。このコーキングも傷んでいるので新しく打ち替える為に古いコーキングを撤去します。

古いコーキングを撤去すると目地の部分にプライマーという塗料を塗っていきます。これは新しくコーキングを打つ前に密着性を高める為に塗っていきます。塗り終わると次にコーキング材を打っていきます。

コーキングを打った後に平らにする為にきれいにならしていきます。

鉄部の錆止めを

屋根の棟包みや水切りなどお家には鉄部が使われているので鉄部の下塗りを行います。

塗り替え前の下準備

床などが汚れない様にビニールシートで養生をしていきます

屋根の塗り替え

塗装工事は3回塗りが基本ですのでまずは、下塗りを行います。屋根下塗りです。下塗りは、中塗り・上塗りの塗料の密着性を高める為に行う工程です。

屋根2回目の中塗りです。ここから選んで頂いた色で塗り替えていきます。

屋根3回目の上塗りです。

外壁の塗り替え

外壁塗装3回塗りの一回目の下塗りです。中・上塗りの塗料がしっかりと密着するために必ず必要な工程です。

外壁塗装2回目の中塗りです。外壁もここから選んで頂いた色の塗料で塗り替えていきます。

外壁塗装3回目の上塗りです。

天井も塗り替えてきれいに

軒裏(天井)なども塗り替えていきます。

検査をして足場撤去します

屋根や外壁など全ての塗り替えが完了すると検査をしてから足場を解体し塗り替えリフォーム完了です。

施工後

外壁塗装相場30坪費用のポイント

30坪前後のお家の場合、外壁に使用されてる外壁材はサイディングというパネル素材の外壁材が使用されている場合が多いです。サイディングなどのパネル素材の場合パネルとパネルの継ぎ目にゴム状のコーキング(シールともいわれる)という目地のあります。外壁の塗り替えをする場合、この継ぎ目の部分のコーキングも新しく設置するのが適切な工事ですのでこの部分の費用が発生する場合があります。

また30坪前後のお家の場合、敷地いっぱいにお家が建てられている場合もあります。外壁塗装をする際には足場の設置が必要になるためお家と敷地の空きがある程度必要になります。敷地いっぱいにお家が建てられている場合はお隣様の敷地内に建てさせて頂く、お隣様との敷地境界線の所に建てるなど場合もありますので外壁塗装工事をする際はここも確認をしましょう。

外壁塗装の費用相場の目安をさらに詳しく知りたい方はこちら

外壁塗装相場30坪の費用を抑えるために屋根塗装を一緒にすると足場代削減

30坪の外壁塗装を行おうと思った時におそらく外壁の色褪せやチョーキング現象(外壁を手で触ると白い粉が付く症状)などの劣化症状がみられたからなどの理由で外壁の塗り替えを検討されたのではないでしょうか?築10年ぐらいすると外壁塗装の時期と言われていますがその時期になると傷んでいるのは外壁だけでなく屋根も色褪せなどの劣化症状が発生してきています。

屋根の塗り替えなら吉村建築設計へ

今回は外壁だけの塗り替えでいいかなと思って外壁塗装だけすると屋根塗装をする際にまた足場費用が発生してきます。そのため外壁屋根塗装を一緒にする事で足場費用が一回で済むためコストの削減になりまたお家全体のメンテナンス時期をそろえる事でメンテナンスを行いやすくなります。ちなみに30坪の屋根塗装だけをする場合の相場費用は以下の通りです。

使用塗料 30坪の屋根塗装平均面積 30坪の屋根塗装相場費用
シリコン樹脂塗料 60~90㎡ ¥400,000~700,000

外壁塗装相場30坪を適正値段でするために

30坪の外壁塗装をする時に相場値段で適正にするためにはポイントを抑えて適正な金額で外壁塗装をしましょう。

優良業者を選ぶ

国民消費者センターに寄せられる相談内容で一番多いのが外壁屋根塗装リフォームと言われています。

相談が2019年度は5,549件も寄せられています

※国民消費者センター参照

外壁屋根塗装はお家の外壁を塗り替えるためにお家の廻りを足場を建てシートで覆われてしまいます。そのため手抜き工事をしても外部からは全くわからないため不安になって国民消費者センターに相談される方が多くおられます。

外壁屋根塗装中、誰が工程を検査してくれるのかなど工事中の体制がしっかりとしていない業者に外壁屋根塗装を依頼すると高額な金額で雑な工事をされる可能性があります。

わが家の外壁屋根塗装で被害にあわない為にも

・外壁屋根塗装中、工事の体制がしっかりとしているところ(例えば検査は塗る職人と別の人が工事監理をするなど)

・施工技術が高い

・地域密着で工事をしている

・悩みや要望を真摯に聞いてくれる

・有資格者が会社に在籍している

・塗料・工法などのメリットとデメリットを説明してくれる

といった業者を選ぶ様にしましょう。

格安の外壁屋根塗装に手を出さない

30坪の外壁屋根塗装の費用相場は『約100万円~135万円』ほどが相場価格です。なるべく安く外壁屋根塗装を行いたいというお気持ちよくわかりますが30坪の外壁屋根塗装費用相場よりも安い場合は何かしら手抜き工事などをしないと30坪の外壁屋根塗装の費用は下がる事はありません。安いからといってわが家の外壁屋根塗装・・・せっかくキレイにメンテナンスをと思ってしても手抜き工事をされてしまったら一体何のために外壁屋根塗装をしたのかわからなくなってしまいます。ですので30坪の外壁屋根塗装費用相場よりも安い場合は手を出さない様にしましょう。

築15年以上の30坪の外壁塗装こんな症状があれば塗り替えのタイミング

30坪の外壁塗装をする場合、一般的には築10年ぐらいと言われていますが実際、30坪の外壁屋根塗装をされた方の多くは築10~20年の間にされる方が多く最も多い築年数は築15年~20年のお家にお住まいの方が多いです。

30坪のお家の外壁によく使用されている『窯業系サイディングボード』はセメントで出来ているため防水機能がサイディングボード自体にはなく塗装ををする事で防水機能を持たせています。そのため以下の様な劣化症状が外壁に現れていると30坪のお家の場合は外壁屋根塗装の時期にきています。

外壁を手で触ると粉が付く(チョーキング現象)

外壁を手で触ると白い粉が付く場合は塗替えの時期です

外壁材を手で触ると粉や外壁の色などが付く症状をチョーキング現象といいます。この症状が発生すると外壁材を守っている塗料の寿命が来ており外壁材の耐水性が低下してきているので早期の外壁塗装が必要になります。

外壁屋根の色あせ

先程のチョーキング現象と同時に起こっている場合が多いのが外壁の色あせです。外壁の色あせが発生する原因は直射日光や紫外線の影響で色あせが発生し外壁に服などが当たると色が付いたりします。色あせも塗料側から寿命ですよというサインになっているので早めに外壁塗装をする必要性があります。また色あせは外壁だけに起こるのではなく屋根にも同じ症状が発生します。

屋根の下塗りを行いました

外壁塗膜の膨れ

外壁に使用されている塗料が水膨れ状に膨れている場合は外壁材と塗料の間に水分を含んでいるので早期の外壁塗装が必要になってきます。塗料が水膨れ状に膨れる原因は施工不良やどこかしらから水分が廻り外壁材と塗料の間に廻ってしまっており外壁材の耐水性の低下に影響を及ぼす場合があります。

外壁屋根のひび割れ

モルタル外壁の場合によくみられる外壁のひび割れです。外壁にひび割れがあるとそこからお家の内部に水分が含みやすくなるので早めの修繕が必要になります。ひび割れが発生する原因は建物は常に肌で感じない程度に動いておりその動きにモルタル外壁は固い為に追尾できないのが原因でひび割れが起こるのが原因です。

屋根にも同じ様にひび割れや割れ・漆喰の欠落など劣化症状が発生します。屋根のひび割れなどの原因は鳥が物を落として割れてしまう・台風の影響・経年劣化で漆喰が剥がれているなどが原因です。

目地の剥がれ・ひび割れ

目地シールのひび割れ

外壁材がサイディング外壁やALCなどパネルの外壁材の特徴である目地のシーリングまたはコーキングと言われている部分が剥がれやひび割れ・口の開き・青いビニールシート状のがみえているなどの劣化症状が発生している場合は水分の侵入口になってしまうので早めの修繕をし外壁塗装が必要な時期になっています。目地のシーリングやコーキングと言われている部分の口の開きや落下・青いビニールシート状みえているなどの劣化症状が起こる原因は長年の直性日光や紫外線の影響で劣化症状が発生してくるのが原因です。

コケの付着

外壁にコケが付着

外壁材にコケが付着する原因は湿気が籠りやすい場所であるためにコケが付着します。コケが付着するという事は水分を外壁材が含みやすい環境となっているので早めに外壁材の保護を行ってあげる事をおススメします。

上記の様な症状が外壁屋根材に発生していると築10年前でも外壁屋根材に水分が含んでいる可能性などがありますので一度わが家の外壁屋根をチェックしてみてください。また症状が激しく出ている場合は外壁屋根塗装では修繕できない場合もありその場合は外壁屋根の貼り替えなど外壁屋根塗装よりも費用が掛かってくる場合があります。そうならない為に早期にわが家の外壁屋根塗装をする事がベストです。

まとめ

30坪の外壁屋根塗装費用相場は『約100万円~135万円』ほど掛かってきます。外壁塗装だけの場合は『約80万円~100万円』屋根塗装だけの場合は『約40万円~70万円』です。30坪のお家だからといって外壁屋根塗装の費用が全て同じという訳ではありません。また屋根塗装だけを行うと外壁屋根塗装を一緒に塗装を行うよりも割高になってしまいますので外壁屋根塗装を一緒に塗り替えをする方がお得です。

外壁が吹付外壁(モルタル外壁)やサイディング(パネル外壁)屋根がスレート屋根・モニエル瓦やセメント瓦・ガルバリウム鋼板などの外壁屋根の素材によって外壁屋根塗装の費用は大きく変わってきます。

外壁や屋根にひび割れが多くあればひび割れ補修費が多く掛かってきますし目地のコーキングが多くあれば打ち替える費用が多く掛かってきます。ですので費用がいくらとははっきり言えないのが外壁屋根塗装リフォームの価格提示の難しいところですが外壁塗装費用の相場をある程度しっていれば適正価格を知る事ができますので外壁屋根塗装をされる際の参考にしてみてください

私たち吉村建築設計事務所の外壁塗装・屋根塗装リフォームは

丁寧に外壁屋根塗装工事をするために!数件同時着工は致しておりません

宝塚市地域密着で外壁塗装を行っています2,3件同時に外壁屋根塗装リフォームをするとお客様のお家に集中して取り組む事ができません。私たちはお客様のお家の塗装リフォームを丁寧に集中して取り組みたいので数件同時着工の外壁屋根塗装工事は致しておりません。

塗装工事が始まると一級塗装技能士の資格を持つ職人と私、吉村隆正が毎日現場にお伺い致します

西宮市で外壁塗装なら吉村建築設計へ一級塗装技能士資格を持った職人が外壁屋根塗装リフォーム開始から完了まで同じ職人が外壁・屋根などの塗装を行います。途中で作業する職人が変わる事は御座いません。また私、吉村隆正が毎日現場にお伺いさせて頂き外壁屋根塗装中の工程検査を行います。

私たち吉村建築設計が大切に守り続けている事

私達、吉村建築設計の外壁屋根塗装工事では『守り続け大切にしている事』があります。それは、この建築業界に入った時から父の仕事をずっとみてきていました。父は、工事が始まると毎日、現場に行き必ず自分の目で工事の状況や職人さんの監理、適切に工事が行われているかのチェックなどを必ず毎日、現場に行き確認していました。

そして、依頼をされたお客様は、きちんとチェックをしてみてくれているという事が何よりも安心できたというお声をお聞きさせて頂いた事があります。その父の姿をみて多くの事を学びました。

思い出いっぱい詰まったお家、そしてこれからもたくさんの思い出が増えていく大切なお家その大切なお家を長く持たせる為に外壁や屋根を塗り替えてキレイにしょうと思って検討した外壁塗装リフォーム。

どうして不安になりながらリフォームしないといけないのでしょうか!誰もが安心してリフォームしたいはずです!安心して宝塚市の地域の皆さんが外壁塗装リフォームをし大切なお家を長持ちさせる為に私達は『毎日現場に行きしっかりと専門家の立場から検査』を父から教えられた事を大切に守り続けています。