外壁塗装で失敗する人と成功する人の違いは、どこにあるのでしょうか?誰もが失敗をしたくないと
思うのは当然です。これから失敗したAさんと成功したBさんの例を元に解説していきます
外壁塗装に失敗したAさんと成功したBさん、どこに違いがあったでしょうか?
Aさんのお家もBさんのお家もそろそろ塗替えの時期に来ています
どちらもまずは、業者さん選びからと思いホームページやチラシなどで情報を収集してみようと考えました。
しかしここで困った事に外壁塗装について知らない事やわからない事がたくさんありました。
Aさんは、とりあえず業者さんから教えてもらえればいいかと考え数社にお問合せをしました。
一方、Bさんは、わからない事などを少しは知ってからと考え外壁塗装の無料小冊子をまずは、取り寄せました。
ポイント1
この時点で失敗する人と成功する人との違いが出ていますがこの後、大きくこの事が影響してきます。
AさんとBさんの違いは、外壁塗装の予備知識が業者さんに会う前に少しでも予備知識があるかないかです。
これは、ホームページなどでも現在たくさんの情報が手に入ります。業者さんによって言っている事が
バラバラでどの情報が正しいのか判断する材料を持っていない事。これが失敗する方の多くの原因です。
業者さんの言っている事が正しいのか判断する為にまずは、外壁塗装の予備知識を付ける事が成功への
第一歩です。
さて、その後AさんもBさんも数社お見積りを御願いしました。今回の外壁塗装の予算は、お互い100万円です。
お見積りを出す為にまずは、お家の状況や実測などを行う現場調査を各社行います。
まずは、Aさん、それぞれ業者さんに現場調査を行って頂き、建物をぐるっとみただけで帰る
業者さんや実測を適当にしている様な業者さんなどなどの業者さんがいました。
その後、わからない事などを各業者さんに質問してみるがどの業者さんも言っている事が
バラバラ・・・現場調査の姿勢もこんなものなのかな~と・・・・
結局わからない事など一切解決できず・・・その後の見積待ち・・・
そのころBさんもそれぞれ業者さんに現場調査を御願いしました。Aさんと同じ様にお家の廻りをぐるっとみて
回っただけの業者さん、適当に実測をしている様な感じの業者さん、しっかりと実測を行いお家の状況を
みてくれている業者さん・・・その後、お家の状況など業者さんが説明しBさんも質問をしてみました。
こちらも同じ様に業者さんによって言っている事がバラバラ・・・しかしBさんは、その前に外壁塗装の
予備知識を習得しているのである程度は、どれが正しいのかわかりました。その後、Bさんも各業者さんの
見積提出を待ちました。
いよいよAさんもBさんも各業者さん見積ができ提出日になりました。
まずは、Aさん。1社目(お家をみて廻っただけの業者さん)見積書一枚だけ・・・数量は書いてあるけど・・・
塗料もどのメーカーで塗料名など一切書いてなくただシリコン塗料と書いてあるだけ・・・でも金額80万円。
2社目(適当な感じで実測した業者さん)こちらは、診断書もついてきたけどよくわからず・・・
見積書はしっかりと作成されており塗料名、メーカー名など記載しており金額100万円。
3社目(しっかりと実測もし説明もしっかりとした業者さん)診断書もしっかりとしており見積書も塗料名、
メーカー名、数量などしっかりと記載されており金額110万円。
Aさんは、困りました・・・予算100万円、外壁塗装の予備知識がないのでどれが正しいのかわからず・・・
また現在のお家の状態もわからず本当に塗替えが必要なのか?判断する材料がありません。
そこでAさんは、今回の予算が100万円なのでできるだけ安くリフォームしたいと考え少し不安でしたが金額
だけで判断する事にしました。
一番安い所・・・1社目(金額85万円)の所に今回、塗装工事を御願いする事にしました。
(後々、これが失敗の大きな原因になるとも知らず・・・)
そのころBさんのお家にも各業者さんが見積説明に来ていました。
まずは、1社目(お家をみて廻っただけの業者さん)見積書一枚だけ・・・数量は、書いてあるけどメーカー名や
使用する塗料名など書いて無くただシリコン塗料と書いてあるだけ・・・金額85万円。
2社目(適当に実測した感じがする業者さん)診断書もついてきたけどよくわからず・・・見積書は、しっかりと
作成されておりメーカー名、塗料名使用するシリコン塗料の種類など記載されており金額100万円。
3社目(しっかりと実測し説明もしっかりとした業者さん)
診断書もあり分かり易く見積書もメーカー名、塗料名、使用する塗料の種類などしっかりと記載されており
金額110万円。
さてBさんは予め優良業者さんの選び方を無料小冊子で予備知識を学んでいます。
それぞれの業者さんにまずは、手抜き工事がされない為に『チェック体制は、どの様になっているか?』
『使用する塗料の種類』などを確認しました。
1社目の返答 『弊社は、自社で塗り、塗った職人がチェックをします』
『使用する塗料の種類は、DANシリコンを使用します』
『自社施工ですので安心ですしお安くできるんですよ』
2社目の返答 『弊社は、営業の私がチェックしますよ』
『使用する塗料の種類は、セラミシリコンを使用します』
『今、お返事が頂ければ20万円程お値引きします!』
3社目の返答 『弊社は、塗るのは、一級塗装技能士を持った長年お付き合いのある職人さんが塗り毎日、
住宅のプロである知識ある私が現場に行きチェック致します。これは、職人さんを信用していない訳でなく
緊張感を持って仕事をする為です』
『使用する塗料は、セラミシリコンを使用します』
『適正に工事を行う為には、これ位が必要な金額ですがB様とのご縁を大切にできればと思いますのでもし
予算がオーバーしている様でしたらおっしゃって頂ければご協力ができるかもしれません。』
さてBさん宅も各業者さんの説明が終わりました。
Bさんは、外壁塗装の予備知識を予め習得していたので1社目の業者さんは、一番安いけど塗料の質、
見積もりの不明確点など失敗するパターンだとわかっていたので1社目を選ぶ事は、ありませんでした。
残るは、2社目と3社目・・・金額だけで判断すると予算内の2社目の方に・・と考えましたがここでも
Bさんは、予備知識があります。
『営業マンがチェックをする・・・』『今日契約したら大幅な値引き・・・』
知識の全くない営業マンかもしれない・・・また工事が始まると職人任せでこれまで頻繁に来ていたのに
全く来なくなるのでは・・・・契約欲しさに即日返事を催促し大幅な値引きをするって・・・・
Bさんは2社目に不安を感じましたが3社目は、予算がオーバー・・・
しかし使用する塗料、チェック体制がしっかりしている事など安心して
お任せできると思いましたが予算がオーバーしている点が気がかりでした。
そこでBさんは、3社目に予算がオーバーしている事、今回の予算が100万円
だという事を伝えました。すると『B様とのご縁を大切にしたいと思いますので会社の方に掛け合わさせて頂き
ご予算内で適切な工事をさせて頂きます』というお返事を頂いたので安心して3社目に工事を御願いする事に
決めました。
ポイント2
さて今回のポイントは、見積時のポイントです。
金額で判断したAさんと工事中の体制や塗料などトータルで判断したBさん
ここでも外壁塗装の予備知識があるとないのでは業者さん選びに大きな違いが出てきてしまいました。
失敗する方の多くが
1・値段だけで判断する。
2・工事中、完了時のチェック体制がどの様になっているか確認しない。
3・同じシリコン塗料にもランクがある事をしらない。
4・予算を伝えない、あるいは、優良業者さんがいるのに予算がオーバーしているからといって相談せずに断る
この様な傾向が非常に多いです。
確かに、できるだけお安くというのは、誰もが思う事です。
しかし外壁塗装は、形ある家電製品や食料品などを買うのではなく形が無い物から作りあげていく物です。
形が無い物だからこそ『安心』を買うという事が重要になってきます。『安心』を手にいれるには、
ある程度の知識が必要になってきます。外壁塗装の予備知識がないAさん、予備知識があるBさんでは、
判断する基準がAさんの場合では値段だけしか判断する材料がなくBさんは、トータルで判断する材料が豊富に
あります。またBさんの場合は、
予算がオーバーしていてもその他の判断材料があったからこそ金額がオーバーしている3社目に予算面を
相談する事ができた訳です。
優良業者さんは、必ずその中にいます。金額以外の判断材料を持つ事が外壁塗装を成功する人の特徴です。
いよいよAさんもBさんも色決めの打ち合わせに入ります。
まずは、価格だけで選んだAさん。
業者さんから屋根と外壁の色を決めてくださいと言われ、どの色がいいかアドバイスを頂こうと思いましたが
カタログを置いていっただけで帰ってしまいました。仕方なく自分でいろいろ考えながら色を選びました。
その頃、Bさんの方も色の打ち合わせです。
同じ様に知識ある担当者がカタログなどを持参しまずは、どんな感じしたいか?どんな色がいいか?
などを担当者が聞き、またBさんも色についてアドバイスを頂き入念に打合せをし色が決定しました。
ここでもAさんとBさんの選んだ業者さんによって大きく違いが出ています。
カタログを置いて帰るだけの業者さんと入念に打ち合わせをする業者さんここでもどれだけお客様に
寄り添って考えてくれているかがわかります。優良業者さんは、カタログだけ置いて帰る様な事はしません。
さて、色も決まりAさんもBさんも工事に入ります。
まずは、Aさん、工事初日、まずは、足場を建てますが当日来たのは、怖そうな足場屋さんの職人さんだけ・・・
今まで来ていた人は、当日来ず・・・
そうです、ここから価格だけで業者さんを選んだ事のツケが現れてきます。
一方Bさん宅も工事初日の足場建てです。
足場屋さんの職人さんだけでなくそれまで来てくれていた担当者も当日監理立ち合いで来ています。
職人さん任せにせず何かあった場合すぐに対応できる様に立ち合いに来ています。
ポイント3
今回は、足場建て時のポイントです。
塗装工事の初日は、まずは足場を建てていきます。これは、どこの業者さんも同じ工程です。
価格だけで選んだAさん宅には、足場屋さんだけでそれまで頻繁に来ていた担当者は立ち合いに来ませんでした。
これは、価格面の事もありますが多くの業者さんが足場建て時には、足場屋さんだけしか来ません。
いわゆる職人さん任せ。
足場建て時から工事は、スタートしています、塗装工事に入ってから工事がスタートするのではありません。
足場建て時に何かあった場合は、どうしますか?足場職人だけしかきていないと対応ができません。
足場建て時から担当者が付いてくれている業者さんか確認する事が大事です
足場も建ちAさんもBさんも塗替えに入っています。
Aさん宅
工事が始まっても安心ができず・・・工事中様子をみていましたが塗装工事の知識がないので工程が
あっているのか?手を抜かれているのか全くわからず・・・工事終了・・・。工事中、担当者が全く来ず・・・
不安になり思い切って聞きました。
『チェックは、してくれましたか?』
『はい!塗った私がしました』
(塗った本人がしてもチェックの意味がないんじゃない・・・)
『工程通り適切な工事でしょうか?』
『はい!適切に工事をしましたよ』
工事中ずっと不安のままで工事終了したAさん、外壁塗装の工程は、下塗り中塗り、上塗りの3回塗りが
適切な工事だという事を知らず・・・
業者さんの言い分をそのまま鵜呑みに実は、手抜きをされている事もしらず・・・しかも塗料のランクが
シリコンの中でも低ランクなDANシリコンとはしらず・・・。
一方Bさんのお家も塗替え中。
見積もりや打合せ段階から安心できる業者さんを選んだBさん。工事中も知識ある担当者が毎日、
現場に来てくれチェックをしてくれているので安心して、外出したりしていました。ご自身でも
不安や質問などがあると外壁塗装の予備知識があるのですぐに担当者に質問し納得できる返答でした。
工事も無事に終了し足場解体前に知識ある担当者がきちんとチェックをしてくれて安心して工事終了致しました。
ポイント4
一番気になる工事中のポイントです。
工事中からずっと不安だったAさんと安心して工事ができたBさん。
AさんとBさんの違いは、ある程度の予備知識を持って業者さんを選んだ事です。
Aさんの場合は、価格面だけで判断したので工程を抜かれて手抜き工事をされても判断材料がないので
一切わかりません。
また価格面からみると自社施工だった可能性があります。この自社施工にも注意が必要です。
自社施工と最近大々的に宣伝をしている業者さんが多くいます中には、自社の職人ではなく到底適切な
工事ができない金額で知り合いの職人さんに工事を行わさせている業者さんもいます。
このケースだとおそらくその可能性が高いです。
それは、
・それまで来ていた担当者が一切来なくなり職人任せになった
・価格が異常に安い
優良な自社施工会社さんもたくさんありますが中には、自社施工ではないのに自社施工と大々的に宣伝している
業者さんがありますので注意が必要です。
まとめ
失敗する人と成功する人の違いは、業者さん選びの前に外壁塗装の予備知識がある事で決まります。
どんな業者さんが優良業者さんでどんな塗料があるのか?工事中のチェック体制など外壁塗装の事を
少しでも知っていると業者の言いなりにならず正しい事がご自分で判断でき優良業者さんをみつける事ができます。
成功する多くの方の特徴は、
・値段で判断しない(もし予算がオーバーしている場合は相談してみる)
・外壁塗装の予備知識がある
・工事中、完了時のチェック体制がどの様になっているか確認する
・安さで選ぶのではなく『安心』できる業者さんを選んでいる
など成功している多くの方は、この様な特徴があります。
はじめて外壁塗装をお考えの方へ、正しい情報をまずは学びましょう
- 外壁塗装の塗替え時や価格・見積書のチェックポイント などがわかります
- 他社では絶対に教えてくれない事や業者選びのチェックシートなどが 付いた無料小冊子