外壁塗装の保証書

パソコンや冷蔵庫や掃除機などの家電製品を購入すると故障した際に保証があると安心できます。トイレやキッチンなどのリフォームをする時も設備品にはメーカー保証が付き故障の際には安心できるのが保証書です。外壁塗装にも実は、保証書がありますので外壁塗装の保証書について解説していきます。

外壁塗装の保証書

外壁塗装の保証書には施工店が出す保証書と一部塗料メーカーが出す保証書の二つがあります。

施工店が出す保証書

施工店が外壁塗装が終わった時に発行しているのが『塗膜保証書』という保証書です。この塗膜保証書は、外壁塗装時に使用した塗料によって保証期間が変わっているのが一般的です。例えばシリコン塗料で外壁を塗り替えた場合の保証期間は5年などです。この保証期間は塗料の耐久性などによって保証期間が決まっているのが一般的です。保証期間の間、外壁の塗膜に何か異変があった場合に無償で直してくれるのが塗膜保証書という保証内容になっていますが注意が必要です。

外壁塗装保証書の写真

塗膜保証書の落とし穴

わが家の外壁塗装が終わり保証書もあるから万が一何かあった場合でも安心と思っている方も多いと思います。また業者さんを選ぶ際にもこの業者さんは保証があるから安心、もう一社の業者さんは保証がないから今回のわが家の外壁塗装は保証がある業者さんでお願いしよう。この場合、外壁塗装をお願いする判断基準は、『保証書』があるかないかになり保証書がわが家の外壁塗装をお願いする決めてになっていますが実はここが大きな落とし穴です。

施工店側が外壁塗装が完成した後に発行する保証書は、『塗膜を保証する保証書』です。外壁を塗り替えた塗膜自体に不備があった場合に保証するのが『塗膜保証書』といわれる保証書です。

例えば外壁塗装後に外壁にひび割れが起こり外壁を塗り替えた塗料も外壁がひびが入ったので同じ様に塗膜もひびが入ったから保証内だから安心ですよね。

この場合、実は、施工店側が発行した『塗膜保証書』では保証外になってしまいます。

なぜ?保証外なのか?

お家が建っている地盤は車の振動や電車の振動など影響以外にも常に地盤は肌で感じないだけで動いています。これは日本全国どこの地盤も同じ様に動いています。その影響で外壁にひびが入る事は自然に起こる事なんですね。自然の影響で起こった外壁に起こったひび割れは保証外になりその影響で塗膜にもひびが入ったので保証外になってしまう訳です。塗膜側からひび割れが起こったのではなく外壁側からひび割れが起こったのが原因だからです。これが『塗膜保証書』の落とし穴です。

『塗膜保証書』は現在、ほとんどの施工店が保証書を発行してくれますがこの『塗膜保証書』はあくまでも塗膜を保証するものであって塗膜以外側からの原因で塗膜に起こる支障は保証外になってしまうのが『塗膜保証書』です。『塗膜保証書』があるから安心や業者さん選びの判断基準にはなりません。

優良業者さんは実際無料で塗膜のひび割れなどは無償で直してくれます

一部メーカー側が出す保証書

日本ペイントやSK化研、関西ペイントなど日本の塗料メーカーさんでは保証書の発行はありませんが一部塗料メーカーさんは『保証書』を発行しています。このメーカーさん側から出る『保証書』は『製品保証書』という保証書でいわゆる塗料の製品を保証する保証書です。

外壁塗装保証書の写真

『製品保証書』があるから安心?

外壁塗装を検討した時にインターネットで業者さんを検索される方も多くなっています。その際に『二大保証』や『ダブル保証』などをよくみられた方も多いのではないでしょうか?施工店側が出す『塗膜保証書』が一つ目に保証書でメーカーさん側が出す『製品保証書』だ二つ目の保証書になっておりこの二つの保証書を発行しますという事です。

この『製品保証書』は塗料を工場から出荷する時に塗料の製品に異常がない事を保証する保証書です。外壁塗装工事を保証するのではありません。

外壁塗装工事は、ご自身が選んだ業者さんが外壁を塗り替える作業を行います。メーカー側が塗り替えを行うのではなくメーカーさん側は塗料という製品を提供するだけです。

塗料は通常、原液になっておりそのまま外壁を塗るのではなく水やシンナーなど決められた液体で希釈(混ぜ合わす)をしてから外壁を塗って行きます。また希釈をする量はメーカーさん側から決められた希釈量があります。その希釈量を守って現場で作られた適切な塗料で外壁を塗っていきます。この希釈を現場でするのはご自身で選んだ業者さんの職人さんが行いますが適切な希釈を守らない業者さんも中にはいます。

塗料は薄める量が多ければその分、外壁を塗り替える際に使用する塗料の缶数が減ります。缶数が減るという事は材料費が浮きその分利益になります。適切な外壁塗装を行うか行わないかは業者さん次第です。メーカー側はその工事の施工方法に関しては全く関係ないのです。あくまでも塗料という商品を提供しただけであり工場から塗料と言う製品を出荷した時に品質に問題がない事を証明しているのがメーカーさんが発行している『製品保証書』です。

ですのでメーカーさんが『製品保証書』を発行し施工する業者さんが『塗膜保証書』の二つを発行してくれるから安心ではなくまた業者さん選びの判断基準には関係の無い事なんですね。

まとめ

外壁塗装を行う上で保証書があると外壁塗装後に何かあった場合でも安心できる一面は確かにあります。但し保証書の内容や意味をしっかりと理解しどこまでが保証範囲なのか?この様な場合は保証をしてくれるのか?確認をする事が重要です。