外壁に「細いヒビ」「うっすら線が入っているだけの亀裂」を見つけると、
多くの方が
「この程度ならまだ大丈夫か…」
「家は古くなるから仕方ないよね」
と思いがちです。
しかし、外壁の小さなヒビを放置すると 宝塚市の気候環境では特に劣化が進みやすく、数万円で済んだ補修が“10倍以上の費用”に膨らむケースも珍しくありません。
この記事では、
宝塚市で実際に起こりやすい“ヒビの原因”と“放置するとどんなリスクがあるのか”、そして“対策方法”をわかりやすく解説します。
なぜ宝塚市は外壁のヒビが進行しやすいのか?

宝塚市は
- 夏は湿気が多く、急な夕立も多い
- 山に囲まれた地域は朝晩の気温差が大きい
- 冬は凍結・霜の発生が多い地域も
という特徴があり、外壁の伸縮が激しく、小さなヒビが年々広がりやすい環境です。
特に築15〜20年前後の住宅では、
外壁材(サイディングやモルタル)の防水力が弱くなり、
ちょっとした隙間からでも水が侵入しやすくなります。
小さなヒビを放置すると何が起こる?
① 雨水が内部に染み込み、外壁の中で腐食が進む

外壁表面に見えるヒビは“入口”にすぎません。
隙間から入った水は、内部の下地や防水シートにまで到達し、
- 下地の木材が腐る
- 壁内の断熱材が湿気を含んでカビが発生
- シロアリを呼び寄せる
といった深刻な劣化につながります。
② ヒビが広がり、補修費用が大幅にアップ
細いヘアクラック(髪の毛ほどのヒビ)なら数万円〜で直せますが、
放置すると

- ヒビが3〜5mmに拡大
- 外壁が浮く
- 表面が剥がれ落ちる
- 雨漏りになる
こうなると補修では追いつかず、
外壁の張り替え/大規模修繕が必要 → 100万円以上になるケースも。
③ 雨漏りに進行しやすい
宝塚市はゲリラ豪雨が多く、
“ちょっとのヒビ”でも一気に室内へ水が回ることがあります。

室内に症状が出た時には
すでに建物内部はかなり傷んでいる…
というケースが非常に多いです。
④ 家の寿命が短くなる
外壁の役割は「家を守るバリア」。
ヒビを放置するとバリアの機能が低下し、
建物全体の寿命が10年以上短くなることも。

こんなヒビは特に注意(宝塚市の現場で多い例)

- サイディングの継ぎ目周りにできたヒビ
- モルタル壁の“縦に走る”長いクラック
- ベランダ・サッシ周りの細い隙間
- 北側・日陰側の外壁にあるヒビ(湿気に弱い)
1つでも当てはまる方は要注意です。
放置しないための対策(すぐできる)
✔ 代表または有資格者が実際に現場でチェックする業者に依頼する
ヒビの原因は“表面を見ただけでは分からない”ことが多く、
必ず診断力が高い人間が見る必要があります。
✔ 写真だけでも診断してもらう
今はスマホで外壁を撮るだけで“劣化度”がわかる時代です。
現地調査の前にプロに見せるだけでも、判断ミスが減ります。
✔ 築15年以上の家は毎年1回の点検がおすすめ
外壁の耐久年数は10〜15年。
築15年を超えるとヒビ・コーキング割れが急増します。
まとめ:小さなヒビでも“宝塚市では油断しない方が安全”
宝塚市の住宅は気候的に劣化が進みやすく、
小さなヒビからでも 「雨漏り→内部腐食→大規模修繕」 に進行しやすい傾向があります。
ヒビは早期に見つけて、早期に対処するほど費用を抑えられます。



