先日、毎日放送の夕方の情報番組で(「エアコンの使い方」が取り上げられましたがその中で「家が暑くなる意外な原因」が取り上げられました。
番組内では、**家が暑くなる原因の7割が“窓”、3割が“屋根や外壁”**だと紹介されていました。

この情報は非常に的確です。
しかし、「屋根が熱の原因なら、遮熱塗料を塗れば室内が涼しくなる!」と考えるのは早計です。
実は、遮熱塗料は“思っているほど”室内の暑さには効果がありません。
今回は、一級建築士事務所の吉村建築設計が、
なぜ「塗れば涼しくなる」とは限らないのか、そして本当に効果的な暑さ対策とは何かをお伝えします。
遮熱塗料の効果は“屋根表面”まで
遮熱塗料は、太陽の赤外線(熱線)を反射して屋根表面の温度を下げる塗料です。
たとえば、金属屋根の表面温度が真夏で60〜70℃になるのを、5〜10℃下げることができます。
しかし、それがそのまま室内温度に影響するかというと、**答えは「ほとんどしない」**のです。
【理由①】屋根裏の断熱材が熱を遮っている

最近の住宅では、屋根と室内の間に断熱材や通気層があり、熱を遮る構造になっています。
屋根が熱くなっても、その熱がそのまま室内に伝わるわけではありません。
そのため、遮熱塗料だけで「部屋が涼しくなる」とは言い切れず、
室温の変化はわずか1℃あるかどうかという程度です。
【理由②】最大の熱の侵入口は“窓”
テレビでも取り上げられたとおり、
住まいの暑さの原因の約7割は“窓”からの直射日光や熱の侵入です。

遮熱塗料で屋根を涼しくしても、窓対策をしなければ効果は限定的です。
むしろ、窓の改善こそが「夏の快適化」の本命といえます。
吉村建築設計では、以下のような建物全体のバランスを考えたご提案をしています:
本当に効果的な対策とは?
✅ 快適な住まいのための具体策
- 遮熱フィルムの貼付や内窓設置による窓対策
- 屋根裏の断熱材の診断・再施工
- 換気・通気計画の見直し
- 外付けブラインドや植栽による日射遮蔽
これらは、塗装だけを行う業者ではなかなか提案されないものです。
私たちは、資格を持つ専門スタッフの目線で、快適な暮らしのための改善案をご提案します。
吉村建築設計の強み
宝塚市を中心に外壁塗装やリフォームを行う吉村建築設計では、
一級建築士を含む建築専門スタッフが在籍しており、
塗装・断熱・換気といった建物性能全体に目を向けたご提案を行っています。

「ただ塗る」だけではなく、
「なぜ暑いのか? どうすれば根本から解決できるか?」を一緒に考える──
それが、私たちのスタイルです。
まとめ
遮熱塗料は、屋根表面の温度を下げることはできます。
しかし、それだけで家の中が涼しくなるわけではありません。
本当に快適な住まいをつくるには、「家全体の性能」への目配りが必要です。
- 暑さ対策をしたい
- 遮熱塗料をすすめられて迷っている
- 外壁や屋根のリフォームを考えている
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
資格を持つスタッフが、あなたの家に本当に合った方法をご提案いたします。
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外壁や屋根の塗装だけでは解決しないこともあります。
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