現在の日本の住宅の外壁材で一番多く使用されているのが『サイディング』というボードです。このサイディングにはさまざまな種類があり適切な時期にメンテナンスをしてあげれば30~40年持つと言われています。

どんな材料にも経年劣化がある様にサイディングにも浮きや反り・ひび割れなどが発生する場合があります。サイディングの浮きや反り・ひび割れを放置するとそこから雨水などが浸入しお家の柱などの骨組みを痛めてしまう場合や白アリが発生してしまう可能性もあります。

サイディング外壁を耐用年数まで長く持たせる為にはサイディング外壁の浮きや反り・ひび割れなどを放置せず適切に補修などを行ってあげる事が重要です。そこでサイディング外壁の浮きや反りが起こる原因や補修方法について解説しています

目次

サイディング外壁の浮きや反りどうして起こるの?

サイディング外壁のサイディングボードが浮く原因はまずサイディングボードは釘で止めている場合が多く釘は年月と共に劣化し釘自体が浮いてきてしまいます、そしてサイディング外壁のサイディングボード自体に工場で出荷される際に塗料で色を付けてきていますがその塗料の耐用年数に寿命が近づいてくるとサイディングボードの防水機能が落ちてしまいます。

サイディング外壁のサイディングボードを止めていた釘が浮きまた塗料という防水機能も耐用年数が落ちサイディングボードが浮きます、その症状を放置し続けるとサイディングボード自体に水を含んでしまい反りなどが発生、本来サイディンボードが持っている機能が発揮されなくなってきます。

またサイディング外壁はサイディングボードとサイディングボードの間にゴム状のコーキングという材料で継ぎ目を埋めています。この事を目地コーキングや目地シールといいます。このコーキング・シールが劣化すると隙間ができこの隙間から水が浸入しサイディングボードが水分を含んで伸縮と膨張を繰り返し浮きや反り・ひび割れが起こってくるのも原因の一つでもあります。

サイディング外壁の浮き・反りを補修する方法

サイディング外壁のサイディングボードの浮きや反りを補修するにはサイディングボードの状態を確認する必要性があります。サイディングボードの浮きや反りの状態によって軽度・重度があり補修方法が変わってきます。

サイディング外壁のサイディングが軽度の場合

サイディングボードの浮きや反りが軽度の場合は浮きや反りが発生している箇所をもう一度ビスで止めてあげると補修方法で浮きや反りを補修する事ができます。この場合は現在外壁に使用されているサイディングボードをそのまま使用できます。

サイディング外壁のサイディングボードが重度の場合

サイディングボードの浮きや反りが大きくなっている場合やサイディングボード自体がめくれてしまっている場合は部分貼り替えまたは全面貼り替えとなってしまい費用が大きく掛かってきてしまいます。また現在外壁に使用されているサイディングボードと同じ柄などがメーカー廃盤などになっている場合は柄が揃える事ができなくなってしまいます。

サイディング外壁のサイディングボードの浮きや反りなどが重度になると部分貼り替えや全面貼り替えとなってしまい補修できなくなってしまいます、また費用面も大きく掛かってしまうので早めに修繕を行うことが大切なことです。

サイディングボードの浮きや反りを予防するために

サイディング外壁のサイディングボードの浮きや反りの原因はサイディングボードに水分が含んでしまうという原因で起こってきます。そのためサイディングボードに水分を含まさない様に保護をしてあげる必要性が出てきます。その保護材が塗装メンテナンスとなっています。

サイディングボードの表面には工事出荷当時、塗料で外部からの水分に耐えれる様に保護をしています。その塗料が年月と共に経年劣化で耐用年数の寿命が近づいてき水分をはじく事が低下してきてしまいます。低下するとサイディングボードに水分が含まれ伸縮と膨張を繰り返し浮きや反りが発生してきます。サイディング外壁のサイディングボードにその様な症状を怒らない様にするために外壁塗装を定期的にしてあげる必要があります。これが外壁塗装というメンテナンスリフォームの目的でもあります。定期的な外壁塗装をする事でサイディングボードの耐用年数を持たせることできます。

まとめ

サイディング外壁のサイディングボードの浮きや反り・ひび割れは水分が含まれ伸縮と膨張を繰り返し起こってくるのが原因です。水分を含んでしまいサイディングボードの浮きや反りが酷くなると部分貼り替え・全面貼り替えという大きな工事内容になってしまい費用も高額になってしまいます。また浮きや反りが軽度であっても放置すると軽度で済んだ補修が補修では効かなくなってしまいます。

サイディング外壁のサイディングボードの寿命といわれている30~40年までめいいっぱい持たせる為には定期的な外壁塗装メンテナンスをする事が大事な事です。

築10年位すぎたお家で外壁がサイディングボードのお家にお住いの方は、サイディングボードを守っていた塗料の寿命が過ぎている場合が多い為、特に梅雨時期などは雨が多く降るのでサイディングボードに浮きや反りがあると水分を含みやすくなっていますのでまずはご自身でサイディングボードを止めている釘が浮いていないか?サイディングボードとサイディングボード隙間のコーキングに割れや剥がれ・開きがないか?またサイディングボードの浮きや反り・ひび割れがないかをチェックしてみることをおススメ致します。

サイディングの耐用年数とメンテナンス方法について


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