外壁塗装は塗り替えが完了してしまうと手抜き工事をしてもわからないと言われています。外壁塗装の手抜き工事をすると塗膜がすぐに剝がれてしまう、劣化があまりにも早いなどさまざな症状が数年経ってから現れてきます。外壁塗装の手抜き工事を防ぐために必要な事などを解説しています。
この様なデーターがある事は、ご存知ですか?
国民消費者センターに相談されるリフォームの中でも外壁塗装の相談内容が一番多く相談されます。2019年は、5,549件も相談が寄せられています。
※国民消費者センター参照
なぜ?外壁塗装の相談が一番多いかと言うとみなさん、『外壁塗装の事がわからない』為、相談される件数が一番多い理由なんです!
『工事の内容やどの様に工事が行われるのか?』
『適切な金額なのか?ぼったくりにあっていないか?』
など『工事面』と『金額面』の二つの事がはっきりとわからない事で判断する基準がわからず相談される方が非常に多いです。外壁塗装の工事の内容や適切な金額などの事がわかっていれば安心して外壁塗装をする事ができます。しかしわからない為に金額で判断し、いざ塗り替えが始まると
『ちゃんと工事してもらっているのかな・・・』
『ごまかされているのではないかな~・・・』
など工事中の不安が発生してきます。
外壁塗装の不安の中で一番多いのがこの『工事中』なんですね。
外壁塗装の手抜き工事の手口
外壁塗装の手抜き工事の手口を知る事で手抜き工事を防ぐことができます。代表的な手抜き工事の手口としては
・契約内容よりも安い塗料を使用する
・3回塗りの塗り回数を2回塗りにする
この2点が外壁塗装の手抜き工事で多い手口になっています。
契約内容よりも安い塗料を使用する
契約内容の塗料よりも安い塗料を使用する事で外壁の塗り替えに使用する塗料代が安くなり利益を出す手口があります。
3回塗りの塗り回数を2回塗りにする
外壁塗装の適切な塗り回数は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本の塗り回数です。下塗りには下塗りの専用塗料を使用し中塗り・上塗りに使用する塗料はシリコンやラジカル塗料・フッ素塗料などの外壁専用の塗料を使用します。
下塗りは下塗り専用の塗料を使用し次の中塗り・上塗りの塗料の密着性を高めるために行う下塗りですのでこの下塗りを抜くとすぐに中塗り・上塗りの塗料が剥がれてくるので下塗りを手抜きをする事はまずありえません。
外壁塗装の手抜きが行われるのは次の工程である中塗りからになります。中塗りと上塗りに使用する塗料は同じ塗料を使用します。2回同じ塗料を使用して塗り替えるという事は塗料の材料が増えます。1回の塗り回数を減らす事で材料代を減らす事ができ利益に廻すことができる為、手抜き工事で一番多く行われる手口です。
外壁塗装の手抜き工事を防ぐ方法
不安なく安心して外壁塗装をする為には外壁の塗替え中、ずっと塗り替えの状況をみている事が手抜き工事を防ぐ方法ですがその為には、外壁塗装の工程や内容などを理解した上ではじめて適切な工法や工程なのかを判断する事ができます。
しかし塗り替えリフォーム中、お買い物やお出かけ、用事などがあるかと思います。その為、日中ずっとお家におられる事は、なかなか難しくまた外壁塗装の工程や工法などの適切な内容かを判断する事は難しいです。
そこで塗り替えリフォーム中、専門の知識ある専門家にしっかりとチェックや監理をしてもらう事が外壁塗装を安心して行うたった一つの方法です。塗る職人さんとは別に監理やチェックをしてもらう人がいる事でごまかしや手抜きなどを防ぐ事ができまた職人さん達もみられているという事で手を抜く事ができません。
外壁塗装で手抜き工事を防ぐためにはネットなどでよくみかける自社施工や塗装専門店や大手リフォーム店など業者の大小や形態などは手抜き工事を防ぐ事には全く関係ありません。大事な事は外壁塗装中の誰が検査をしてくれるのか?この事が手抜き工事を防ぐために一番重要な事なんです。
まとめ
外壁塗装は塗り替えが完了してしまえば手抜き工事なのか判断する事は専門家でもわかりません。あとから手抜き工事だと思って業者に連絡してもそれが本当に手抜き工事だったのかを判断する事もまた難しいのが現実です。手抜き工事の被害に合わない為にわが家の外壁塗装をする時に外壁塗装に掛かる費用が安いからや宣伝でよく見る業者さんだから安心などで選ぶのではなく塗り替え工事中の体制・検査など塗り替え中の事に重点を置く事が手抜き工事を防ぐ最大の対策です。