そろそろ我が家も外壁塗装を考えておられる方の中にも『色あせしない色で塗替えたい』と思われている方も多いのではないでしょうか?
色あせが目立ってくるとお家自体の印象も古くみえきてしまいまたほっておくと外壁材を傷めてしまう可能性があります。
外壁の色あせは経年劣化が原因で起こってきてしまいます。そのため築10~15年ほどで塗替えを行うの必要性が出てきてしまうというメンテナンスリフォームです。せっかく外壁塗装を行うなら色あせしない色や塗料を選べば次回の塗替え期間の延ばすことができお悩みも減ります。
今回は外壁塗装の際に色あせしない色・しやすい色、色あせしにく塗料などについて解説していきます。
外壁塗装の色あせはなぜ起こるの?
築5~8年位すると外壁の色あせが出てきます。お家を建てるにあたりお家を建てるのにいくら掛かるというコスト面の事も考えます。お家を建てるには柱や梁などを作る工事。キッチンやお風呂などを接続する設備工事などさまざまな工事が重なって一つのお家が出来上がります。その際にトータルコストをそれぞれの工事内容に振り分けを行いますが外壁塗装のコスト面に掛けられる費用は少ないため耐久性の低い塗料を使用されている場合が多くなっています。そのため築5~8年位すると色あせが発生します。
外壁の色あせは紫外線を外壁に当たり続ける事で色あせが発生していきます。色を構成する顔料の原子が、紫外線エネルギーによって破壊され、色味が変わってあせてしまい南側の外壁が色あせが特にひどく現れてしまったとお悩みをよくお聞きしますが日当たりが良い紫外線エネルギーによって多く破壊されるのが原因です。また色あせは外壁だけに発生するのではなく屋根や樋などにも色あせは発生します。
外壁塗装の色あせしやすい色は?
外壁の色あせが発生しやすい色は暖色系の色と原色に近い色が色あせを発生しやすい色になっています。これから塗装の色選びをするにあたり、色あせしやすい色を知っておくことで、外壁の色あせは避けられますので、ぜひ必要な要素として知っておいてください。では色あせしやすい色はどんな色なのでしょうか?
1位 赤
赤は最も色あせしやすい色です。耐光性が高く原色系で鮮やかなので、色あせしやすく目立ちやすいです。鮮やかな色を保つためにはこまめ塗替えが必要になってきます。
2位 黄
黄色は色あせが早く起こりやすく黄色がクリーム系の色でも汚れと合わさって色あせが目立ち分かりやすく現れます。
3位 緑
緑は発色も良く鮮やかですが色あせはしやすいです。明るめで濃い緑を使うと、更に鮮やかさが失われた度合いが分かりやすいため、色あせたと感じることが多いです。
上記でご紹介した赤・黄・緑が外壁の色あせしやすい色になっています。赤は住宅の外壁で使用する機会は少ないですが黄・緑は使用する機会もあるため使用する際には色あせがしやすい事を理解した上で直射日光のよくあたる南側外壁面の使用よりも日の当たりにくい北側外壁面に使用するなどの工夫をする事をおススメ致します。
外壁塗装の色あせしない色は?
外壁に使用すると色あせしない色を続いてみていきましょう。色あせをできるだけ抑えたい方には特におすすめです。
1位 白
白は最も色あせがしない色です。太陽光を吸収しにくいという特性があり紫外線のダメージ自体も受けにくく色があせたということ自体も分かりづらい色なので、最も色あせがしにくい色です。但し汚れがもっとも目立ちやすい色ですのでデメリットも理解した上で選びましょう
2位 黒
黒は白に次いで色あせが目立ちにくい色ですが反面、汚れが目立ちやすく、艶がなくなってくると色あせたように感じることがありますの注意が必要です
3位 青
青も色あせがしない色です。光を反射しやすく紫外線の影響を受けにくい特性があるため道路標識などにも使用されています。
外壁の色あせしない色は上記でご紹介した白・黒・青が色あせしにくい色ですが汚れが目立ちやすいというデメリットもありますのでデメリットも理解した上で外壁塗装に使用しましょう。
耐久性のよい塗料を選べばさらに色あせしない
外壁に色あせしない色を選んで塗替えを行う事で次回の塗替え時期を長くすることも可能ですがさらに耐久性のよい塗料を外壁塗装時に使用する塗料を選択すれば次回の塗り替え時期を延ばすことができます。現在屋根や外壁塗装で使用される標準の塗料はシリコン塗料となっています。
このシリコン塗料は耐久性が約10年位となっており価格もリーズナブルなため外壁塗装で使用されている塗料の標準になっています。耐用年数が短い塗料は、それだけ紫外線の影響を受けやすく、逆に長い塗料は紫外線に強くなっています。
色あせの劣化原因を制御する『ラジカルシリコン』という塗料
次回の外壁塗装時期をできるだけ延ばしたいというお悩みの方が増えてきたためメーカーさんがその様にお考えの方の期待に応える為に開発した塗料がラジカル制御塗料です。
このラジカル制御塗料は耐久性が約15年とこれまで外壁塗装で標準使用されていたシリコン塗料よりも5年長く耐久性が延び価格もリーズナブルになっています。紫外線劣化を助長する“ラジカル”という劣化因子を制御し塗料にも含まれる「酸化チタン」という物質が、紫外線を浴びることで劣化因子のラジカルを発生させてしまい、塗膜を破壊してしまいます。そのラジカルを制御することで、塗膜劣化を防ぎ色あせしにくくなっており外壁塗装で使用される塗料の標準になりつつあります。
まとめ
外壁塗装の色あせ対策には色あせしない色を選ぶ色選びと劣化症状を抑える塗料をを選びが主な色あせ対策になっています。外壁塗装をする際には色あせしにく色、白・黒・青色を選ぶと色あせしにくくなりというメリットもありますが汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。メリットとデメリットは必ずどんな物にもありますので十分考慮した上で色あせ対策をする事が大事な事です。また色あせしにくい色を選んだ上でさらに色あせの劣化原因を制御したラジカル制御塗料を使用して外壁塗装を行うとさらに色あせ対策の効果を発揮します。外壁塗装をして数年で色あせしてしまってがっかりとならない様に色あせしにくい色と塗料のポイントを抑えて後悔しない外壁塗装を行ってください。