外壁塗装を行う際に業者選びに悩まれる方が多くおられますが次に多くのお悩みで多いのがどの塗料が我が家の外壁には合っているのかわからない・・・業者さんが丁寧に説明してくれておススメしてくれたからこれがいいなと思ったからという理由で塗料を選んではいけません。
外壁塗装は実際、築何年でみんなするの？
そもそも、外壁塗装の塗り替えはどれくらいの期間で行えばいいのか？本来外壁の塗り替え時期は築年数が１０年経ったら一回目の外壁塗装をといわれていますが１０年で塗り替えを行う方はほぼいません。
もともと新築時に外壁などで塗られている塗料は、耐用年数の余りが長くない塗料で外壁などが塗られている場合が多くあります。これは新築時はお家を建てるにあたりトータルで予算配分をするので外壁の塗料にはそれほど予算が配分されていないという現状があります。そのため新築時の外壁に塗られている塗料の耐用年数が低く約８年ぐらいすると外壁に色あせや手で触ると白い粉が付くチョーキング現象という症状などが発生してきます。これらの症状が８年前後で出てくるのと１０年点検を実施している業者が多いため築１０年ぐらいで外壁塗装をしましょうとなるわけです。
築１０年で外壁塗装をと言われていますが実際のところ外壁塗装を検討されたまた実施された方の多くが築１５～２０年の間に塗り替えをされる傾向があります。
住まい専門家の建築設計事務所が考える最善の外壁塗装の塗料
多くの方が次回の外壁塗装の時期をできれば延ばしたいと考えられる方がやはり多くおられます。その様なご希望の方に業者側もできるだけ長く耐用年数のある塗料でご提案をしますがお家の事を考えると長くても耐用年数約１５年ぐらいの塗料で外壁を塗り替える事がお家のためには一番ベストな塗料です。それ以上長い耐用年数の塗料を選び塗り替えると費用も高額になりやすくまたお家のトータルメンテナンスの事を考えるとそこまでは必要ありません。
塗料自体の耐用年数が約１５年と言われていて１５年経ったからすぐに何かしらの問題が発生するわけではありませんし実際、新築時から１５年くらいで外壁塗装を今回、考えた時点でお家事態になにか大きな問題が発生していますか？雨漏りなどが無い限りそれほど大きな問題が発生しているケースは少ないと思われます。
またせっかく外壁塗装してお家が綺麗になったのでいつまでも綺麗にと美観上の事も考えて２０年以上の耐用年数がある塗料で今回は外壁塗装をと考えられる方も多くおられますが実際、次回のお家のメンテナンスを２０年以上経ってからすると外壁以外の部分が傷んでいるケースもあり修繕費用が高くなってしまったというケースもあります。またお家がいつまでもキレイなお家でというお気持ちもわかりますが実際、外部の紫外線や雨風の影響で汚れてきます。その汚れが大切なお家を長年守ってくれた証拠です。また今ではほとんどと塗料に耐汚性の機能がついているのが主流です。
まとめ
私たち、住まい全般の専門家である建築設計事務所の立場から外壁塗装で使用する最善の塗料は耐用年数が約１０～１５年くらいの塗料を選択し外壁塗装を行い２回目の塗り替え時期を１回目の外壁塗装から約１５年～２０年の間に２回目の外壁塗装を行う事が最善だと考えています。我が家の外壁塗装でどの塗料で外壁を塗り替えたらいいのかわからない場合は、ぜひご参考してみてください。
