外壁塗装の際には、お家全体の事を考えて
このコーナーは兵庫県宝塚市・川西市・西宮市・伊丹市周辺でお家の外壁塗装・屋根塗装リフォームを
お考えの方に外壁塗装の情報を随時更新しています。
今日は、【耐久性を合わす事の重要性】についてです。
外壁や屋根の塗り替えを検討した時、どの塗料で塗り替えを行なえばいいのか?
現在では、シリコン塗料やウレタン塗料、フッ素塗料、遮熱などの機能を持った塗料など
多くの塗料があります。それぞれ塗料には、耐久性(塗料の寿命)がありまた耐久年数も違います。
できれば次回の塗り替え年数をできるだけ延したいと考えるのは誰もが思う事です。
そう思って業者さんに伝えると業者さんは、すぐにフッ素や特殊塗料をススメテきます。
実は、この選択がお家の塗り替えでは失敗する傾向が高いです。
その事を業者側は知っていますが良心的な業者さんはきちんと説明しますが全く説明しない業者は
注意が必要です。
お家の塗り替えは、屋根や外壁だけを塗り替えるわけではありません。
そもそもお家はプラスチック製品で出来ている樋や鉄部の板金・手摺、木部の破風など
さまざまな素材が集まって一つのお家が出来ています。
また、サイディングなどのパネル素材の外装材で出来ているお家にはパネルとパネルの継ぎ目などに
ゴム状のコーキングという素材もあります。
屋根や外壁を塗り替える塗料としてまた次回の塗り替え時期を延したいと思って選んだフッ素や特殊塗料
ですが樋や鉄部、木部などは屋根や外壁を塗り替えるフッ素や特殊塗料では塗り替えを行いません。
樋や鉄部、木部などを付帯部と言いますがこの部分は、それぞれの素材に一番合った塗料で塗り替えるのが
適した塗料選択で通常、ウレタン樹脂塗料という塗料で塗り替えるのが一番適した方法です。
ですのでいくら屋根や外壁を耐久性がいい塗料で塗り替えてもその間、塗料の耐久性が違う為に
樋などが先に色劣化が発生します、またコーキングもフッ素塗料ほどの耐久性を持った材料は現時点では
なく先に口が開いたり剥がれなどが発生する可能性があります。
ですのでいくら耐久性が長い塗料で塗り替えてもその他の部分が傷んできたりするのでできれば
お家一軒丸ごとの事を考えて耐久性を合わしてあげる事が重要です。屋根や外壁の塗料の耐久性が
約10~15年位の塗料を使用するならその他の部分の塗料耐久年数も2~5年位の差の塗料を
使用する事が塗り替えメンテナンスでのもっとも正しい塗料選択方法です。
お家の塗り替えリフォームでは、次回の塗り替え時期を出来るだけ延すというお気持ちもわかりますが
塗り替えは、頻繁にするものではありませんので何十年先のお家全体の事をしっかりと考えて
塗料を選択する事が正しい外壁塗装というメンテナンス方法です。
これから外壁塗装リフォームをご検討の際には是非ご参考にしてみてくださいね。
本日もご覧頂きありがとうございました。

吉村隆正(よしむらたかまさ)
1976年生まれ 兵庫県芦屋市出身 高校卒業後建築専門学校を経て元事務所勤務後、弟と二人で独立。現在までにお家のリフォームや外壁塗装などを多数アドバイス・監理等を行い地域の方が安心して外壁塗装を行ってほしいという願いからネットで正しい情報を発信している